2008年03月31日

ロッキーリッジの新しい夜明け(新大草原の小さな家6)

★★★★★☆☆
著:ロジャー・リー マクブライド/訳:こだまともこ・渡辺南都子/講談社(1998)

ローズが…やはり好きになれない…。
オールドミス(今日日聞かんなー)のゴシップや、
町のキレイなお友達のエルサ…。
ローズの、オンナノコ!みたいな感じがねえ。
学校が詰まんないって飛び出しちゃうとことか。
頭良いけど高慢、
しかも色恋沙汰にうつつを抜かすなんて…。
もっと他にやることあるだろうに。
ちょっとなあー。

若いから、色恋沙汰に興味津々なのも、
おしゃれが気になるのも、
田舎の子だって引け目を感じるのもわかるけど。

わかるけど…。
ちょっとなああーーー。
一方で、アカデミーにいったブランチが大人になってたけど。

ま、ローズはさておき。
ついにこの巻で、ローラの父さん、チャールズが亡くなります。
あの今際の言葉はちょっとあざとい。
……まあ、泣きましたけど。
(あれはいつぞやのクリスマスの台詞ですね!)

イライザ・ジェーンもやってきた!
E・Jってのは…ちょっとどうかと思いますが。
んーー…、やっぱこの人も…好きになれないんだよなあ。

そして、ローズがイライザ・ジェーンと家を出て高校に行く、
というところで、この巻は終わり。
続きの2冊は、邦訳されていません…orz
全6巻って書いてるし、もう続きを訳す気はないんだろうな。


まあ、とにかく、とりあえずはこのシリーズ読了。
全体を通して、やっぱ時代の違い、書いた人の違いをひしひしと感じました。
小さな家シリーズが好きなら、一度は読むと良いと思います。
が、悲しいことにこのシリーズはの邦訳は絶版で、
いまや中古にプレミアがついてます。
英語のペーパーバックは普通にアマゾンから買えますが。
(基本的に小学校高学年〜中学生向けなので、
 英語もそんなに難しくなさそう)
全編面白いのですが、
ローラの小さな家シリーズを念頭に置いて読むと、
なんか違うなーという感じはやっぱり否めません。
別物だと思って読んだ方が良かったのかもなあ。

あと、ローラとローズにはやっぱ確執があったんだろうなあと。
この母娘関係の本ってありましたよね、確か。読んでないけど。
他の資料も読むにつけ、
葛藤というか、関係が難しい感じを受けます。
まあ、母親と娘ってそういうものかもしれないけどねえ。

さて、この続き。
ペーパーバックを買うかなあ…。
話としては気になるのですが、
ローズとイライザ・ジェーンがあまり好きではない…。
うーん。
微妙だ…。


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2008年03月30日

オウザークの小さな町(新大草原の小さな家5)

★★★★☆☆☆
著:ロジャー・リー マクブライド/訳:谷口由美子/講談社(1997)

なんていうか……、都会ってしんどいなあ。
うむー。
着飾っていかなきゃいけない教会も、
町の友達も、戦争も。
ローズ…ませてるしなあ…。

うーん。おもしろいんだけどさ。
読むけどさ。
あんまりローズって好きになれないかもなあ…。

と、だんだん巻を追うごとに思うのだった…。
ちょっと残念かも。

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2008年03月29日

丘のむこうの小さな町へ(新大草原の小さな家4)

★★★★★★☆
著:ロジャー・リー マクブライド/訳:こだまともこ・渡辺南都子/講談社(1996)

このシリーズを通して、このオウザークの地域性?というか、土着性みたいなものを感じるんですが。
今巻はそういうにおいが強かったなあ…。
ま、言葉遣いのせいかもしれないけど。
クリスマスもシバリーも、エフィーの迷信深さも、
なんていうか…アメリカじゃないみたい。
うまくいえないけど、なんだろうなあ、この粘っこさは?
反面、町はドゥスメットより随分都会に見えるんだけどねー。
ドゥスメットのサラッとした感じではなく、
どろっとした人間関係?みたいな?
例えば、ドゥスメットの町に住んでても吹雪がくれば一軒一軒が孤立するのに対して、
ここでは垣根越しにお隣さんがいたり、
うわさ話が聞こえてきたり。
うーん、うまくいえないけど。

その土着性にも通じるんだろうけど、
すごく、都会と田舎の差が際立ってるかんじ。
それはつまりローズのコンプレックスなのかもしれないけどねー。

この巻では通販のカタログが出てくるのもびっくり。
どんどん都会に…というか、近代化されていくなあ。
穿った見方をすると、
この19世紀末あたりから出てきた
近代の弊害みたいなものの萌芽がいろいろ見えちゃって、
ちょっと微妙な気分になるけど。
市場経済が入り込んできているなーとしみじみ。
現代はそれで成り立ってるから、否定はしないけどね。

通販カタログって、たしかに願いが叶う本、なのかも。
でもローラのいうように、私たちは足るを知らなくてはね。
耳が痛いや…。

とかいってる間に!
またきたよ!やっぱりきたよ、天災が…。
竜巻に火事に…、忙しいなあ、もう。
なんでこう、一筋縄ではいかないのかねえ…。

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2008年03月25日

大きな赤いリンゴの地(新大草原の小さな家3)

★★★★★★☆
著:ロジャー・リー マクブライド/訳:谷口 由美子/講談社(1995)

第3巻です。
この巻のハイライトはやっぱクリスマスでしょうか。
スワイニー…、よかったねえ。

でもあれだな。
時代のせいなのか、やっぱり随分と豊かになってるなあ。
町が、ひいては生活全体にモノが増えた感じ。
そんなこんなで、
食べ物の描写に関しては、やっぱ小さな家シリーズに一票です。
貧乏だったけど、食べ物が輝いてました。
ただのキャンディーとか、
ちょっとしたケーキが本当に宝物みたいだったなあ。
ま、それでもワイルダー家は貧しめなんだけどね…。

あと、ローズがおませさんだ(笑)。
エイブとエフィーに焼きもちやいたり。
まあ…9歳くらい?ならあり得なくもないか。

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2008年03月24日

オウザークの小さな農場(新大草原の小さな家2)

★★★★★★☆
著:ロジャー・リー マクブライド/訳:こだま ともこ、渡辺 南都子 /講談社(1995)

さて、第2巻。
オウザークでの暮らしも落ち着き、ローズは学校へ行くことに。

ドゥスメットとかに慣れてる(?)せいか、
学校がでかい!と(ローズじゃなくて)私がびっくり。
オウザークの学校は何階建て?何クラス?
いままで一つの教室でみんなで…みたいな世界だったのに、
急に都会になったみたい。
オウザークって大きな町だったんですねえ…。しみじみ。

さて、ローズはいまいち学校になじめないのですが、
あいかわらずこの家の子は頭が良い!
小さな家シリーズでもあったけど、
綴り字競争、楽しそうです。
もちろん?ローズが優勝で。
こういう、本や知的なものに対する興味…というか姿勢?は好きです。
目がキラッキラしてる感じ。
自分が本好きだからかもしれないけど、
うん…、勉強って、楽しいですよね。

しかし、この時代の一人っ子って、確かに寂しいだろうなあ。
ローラもメアリーたちがいたからこそ、ってかんじだし。
家のお手伝いも大変そう。
暮らし自体はあんまりローラの子供時代とかわんないのに、
ローズ一人で手伝うのはヘビーだわ…。
やってることは「お手伝い」なんてレベルじゃないもんね。
まだ7歳とか8歳だけど、一人分の労働力としてカウントされてる感じで。

まあ、でもそれが本来普通なのかな…?
今みたいに「子供」っていう概念でくくられた子供って、
なんか、気持ち悪いもんなあ。

何もかもが子供優先で、
子供のために稼いで子供に良い服着せて良い塾いかせて…。
ってのが悪いとはいわんけどね。
で、子供はもちろんものすごーく大事だけど。
保護も教育も諸々必要だけど。
子供はひとりの人間である。のだよ、たぶん。
親の所有物でもなければ、か弱い存在でもないというか。
…うーん…、うまくいえない…。
ま、あれだ。
健全に生きていきたいですね、子供も、大人も。ってことです。

えー、話は戻りますが、あれですね。
どんどん農園が様になっていく姿は、読んでいて嬉しいです。
でも、そのうち火事になったり日照りがきたり、
何かどんでん返しがあるんじゃないか…、と常に不安になるのは、
今までの話を読み過ぎですかねえ(笑)。

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2008年03月23日

ロッキーリッジの小さな家 (新大草原の小さな家 1)

★★★★★★☆
著:ロジャー・リー マクブライド/訳:谷口 由美子/講談社(1994)

久々に読書日記などをまとめて。

いつか読もうと思っていた小さな家シリーズ続編。
ローラが書いたのではなく、ローラの娘ローズのその息子さんが著者。
(正しくは養子ですけど…)
ローズが主人公で、ローラはお母さんとして登場。
もちろんお父さんはアルマンゾ。
いやあ…なんか新鮮だなあ。

ローズの話や当時の資料を基にしているとはいえ、
もちろん創作。
はじめは作り話かー…みたいな気分がやや拭えませんでしたが、
考えてみれば、まあ、ローラの書いた話だって、
100%ノンフィクションじゃない訳で。
ま、いいか。面白ければ。と思いましたよ。

今回の巻の内容は、主に『我が家への道』ですね。
ドゥスメットを出てから、オウザークへつくまでの旅です。
あらすじは頭に入ってましたが、
やっぱ、なんせ、登場人物がいちいち新鮮です。
な、慣れないー。
(読み終わる頃には慣れましたけど)

ドゥスメットを出る場面は、やっぱ泣いてしまう。
とうさんが…、バイオリンを渡すとことか(涙)。
ローラはやっぱお父さんっ子だからねえ。

なんせ、ローラじゃない人が書いてる!ってのが一番の懸念でしたが、
総じて面白かったです。
どうしてもローラ目線で読んじゃうけどね。
私が初めて小さな家シリーズ読んだのは、10歳くらいだからな。
あの頃は、ローラにどっぷり感情移入し、
どちらかといえば前半の話が好きだったのに対し、
…今はもう、私、30歳ですから。
今、多く読み返すのは『大草原の小さな町』とか『この輝かしき日々』ですねえ。
この新小さな家シリーズは、今だから面白く読めるのかも。
(ま、それにしたって、この話のローラは、
 今の私より年下だけど…)

あ。
あと、嬉しかったのが翻訳ですね。
この巻は谷口さん。
次はこだまさん&渡辺さんですよ!
嬉しい!!
私は青い鳥文庫版で育ったので、こだまさん&渡辺さんの訳がやっぱり一番すき。
続いて谷口さん。
(岩波のは…ちょっと、苦手かも…)
新小さな家シリーズは全6巻ですが、この3人がローテして訳していくみたい。
うーん、楽しみ!

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