★★★★★★★
監督:ディーン・パリソット/2001
この映画もアタリ。
人に勧められてDVDで観ました。こりゃ面白い。
ティム・アレン、シガニー・ウィーパーなど役者も良いし、
なにより脚本が素晴らしい。
良ーく考えると、
往年の人気TVドラマ『ギャラクシー・クエスト』を演じていた役者が、
それを観ていた劇中の現実の宇宙人と戦い、
手助けしてくれるのがTVドラマを現実だと思ってるオタクで、
劇中でTVドラマ『ギャラクシー・クエスト』が映画化され、
それを観ているのが現実の私たちなのかも……、
などと…、
虚構と現実が上手くループしていてよく分からなくなる(笑)。
前半の色んなことが後半の伏線になっていて、
いや、実に見事です。
「トカゲ頭にかけて…」は泣けますね。
あと、サリスに脅されてマセザーに自分たちは役者なんだ、
というシーンが何やら切なかった。
よーく出来た脚本です。
あと、DVD特典の未放映シーンも爆笑でした。
なぜ、シガニーの胸元が急に開くのかが分かります(笑)。
話はそれますが、今日び映画やドラマ観ててですね、
本当に下らん粗雑な脚本が多いですよ…。
ツギハギだらけ、伏線なし、突拍子もない展開、
整合性のない世界観、
理解しがたい登場人物の心理描写、etc、etc…。
売れてる役者、芸人、タレントたちを適当に使って、
(芸やtalentがほんとに備わってるのかね…)
売れてる歌手使って、
代理店だかテレビ局だかで宣伝バンバンうって、
フタを開ければ中身なし。みたいなさ。
実に詰まらない。
その点、この映画はよく出来てました。
日本ではそんなにメジャーな作品ではないだろうけど、
実に面白かった。
こういうのってB級って言われちゃうんだろうけど…。
いい役者といい脚本、いいスタッフでいい作品が出来、
楽しく観客が観たらそれでいいじゃないか。
そもそも、じゃあ、A級って何なのさ?
真面目な深刻な話、小難しい話、
お涙ちょうだいな話、そんなのだけが名作か?
涙とるのなんて素人だって作れる。
笑わせる方がずっとずっと難しく、
たぶん(少なくとも私にとっては)ずっと価値がある。
脚本の他には、キャストがツボでした。超好み。
シガニーは、言わずと知れた女優さんですが、
お色気担当というコミカルなキャラを演じてました。
(今や妙齢なのにお色気…というのがいい。)
なんと出演当時50歳!ですのよー!すごいわ!!
アラン・リックマン、格好いいですねえ。声もいい。
いかにも英国紳士。元デザイナーの王立演劇学校出。
…なのにトカゲ頭かー(笑)。
『ロビン・フット』やハリポタなんかに出てます。
ミッシー・パイル、好きだなあ。
あの怪しい笑顔!強烈ー!!
ティム・バートンの映画での印象が強いですが、
この映画に出てから注目されたらしい。
あんなイカガワシイ?意味深な?コワイ?笑顔ってないよなあ。
大好きな女優さんです。
マセザー役のエンリコ・コラントーニも好きです。
ちょっと詳しくは知らないのですが…。
やはり意味深な笑顔が素敵でした。
ほんと、この映画は掛け値なしに面白い。
スタートレック観てないけど面白かった。
オススメです。
2007年11月07日
2007年11月05日
ゾンビーノ
★★★★★★★
監督:アンドリュー・カリー/カナダ(2006)
(六本木TOHOシネマで公開中)
ホラーは苦手だけど、ゾンビ映画は好きだ(と思う)。
痛そうなやつ、スプラッタなやつ、血が出るやつはパス。
でも、お馬鹿なゾンビ映画は大好物なのだ。
ということで、観てきました、ゾンビーノ。
全国で4館しか上映してないらしいけど(笑)。
舞台は(たぶん)アメリカ郊外の住宅地。
映画の中の世界では、
かつて謎の放射能により死体がゾンビ化する事件が発生。
世界中がパニックになったが、
ゾムコム社の開発した首輪によって
ゾンビたちは従順に人間に従うようになった。
(首輪が正常に作動している間は、
人肉を食べたいという欲求が抑えられる)
ゾンビは今や新しい労働力として、
工場や会社のみならず、
一般家庭にまで広く普及している。
ただし、ゾンビからの自衛のため、
街は高いフェンスで囲われ、
小学校ではライフル射撃が必修科目。
また、かつてのゾンビとの戦い(ゾンビ戦争)での立役者、
ゾムコム社は世の中に圧倒的な権力を持っており、
子供の一人一人の顔写真を撮って人々を管理している。
…そんな世界。
いやあ、面白かった。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』が好きな人は好きでしょう。
ティミーの家にやってきたゾンビ、
フェイドが格好いい(笑)。
ゾンビが格好いいってのも変だけど。
お母さんもチャーミング。お父さんも…痛々しくも切ない。
他のゾンビ映画との決定的な違いは、日常性…かなあ。
通常のゾンビ映画って、パニックものだよね。
普通に生活してたら、急にゾンビが出て来て…
大変だ!ゾンビから逃げろ!ゾンビをやっつけろ!
…という非日常的世界よね?
でも『ゾンビーノ』はその後の世界なのさ。
そういうゾンビに対するパニックは数年前に終わってる世界。
ゾンビが日常に、家の中にいることが当たり前。
「死んだ後も、(ゾンビになって)社会に奉仕できます!」
なんていう世界なのね。
この映画、「ゾンビと少年の心温まる物語」だの、
ゾンビ・ファンタジーだのと紹介されてるけど、
いやー…実に、地味に、怖い映画だったよ…。
ある日、誰かが野良ゾンビ(笑)に襲われて、
うっかりゾンビになっちゃったら撃ち殺す。
フェイドが隣りのお婆さんを食べちゃっても、
あーあ困ったなあ、程度の感じ方。
ティミーの級友がゾンビになっちゃったら、
お母さんはその子供ゾンビを車ではねて、
銃で撃って死体を燃やして、「仕方がないのよ」という感覚。
(「でも普通のことをしたとは思わないでね」と
お母さんは言ってたけど)
そういうゾンビに対する、ではなく、
社会に対する違和感を確信犯的に作ったんだろうな。
いい意味でうまいなあ…。
人から聞いてなるほどなと思ったんだけど、
ゾンビ映画ってのは社会学的に扱うことが出来るそうなのね。
例えば、ゾンビは黒人である、
ゾンビはイスラム教徒である、
ゾンビは日本人である、
と置き換えられるわけです。
自分から観て異質なもの、理解できぬものこそがゾンビだと。
そう観てみると、怖いよね。
中流の白人家庭に雇われる雑用係のゾンビ、
人の形をしていながら人でないもの、
…それってまさにcoloredのことじゃないか。
そう思うと、この映画ってものすごーい皮肉タップリだ。
カナダとアメリカの関係って余り知らないのだけど、
カナダから見たアメリカってこんな感じなのかも。
深読みしようと思ったら、いくらでも出来そう…。
あの陽気な50年代の浮かれた音楽、色鮮やかな衣装。
恐怖をひた隠しにするティミーのお父さん。
隣人の目を気にするお母さん…隣人の覗きが趣味のお婆さん。
トロフィーたるゾンビの首を書斎に飾るお隣のお父さん。
ゾンビの恋人?タミー。
平和そうな郊外の一軒家。でも街の外は無法地帯。
それって…アメリカそのものじゃないんだろうか?
……なんて、まあ、難しいことはさておき。
非常に楽しい映画なので、DVDとか出たら是非欲しい(笑)。
サントラも出してほしいけど…出るのかな…。
(下手すれば、DVD化すらしない可能性もあるよね…)
個人的にはテオポリスとタミーが大好きです。
ほんと、よくまとまった良作でした。
予告編は馬鹿っぽいけど…。
監督:アンドリュー・カリー/カナダ(2006)
(六本木TOHOシネマで公開中)
ホラーは苦手だけど、ゾンビ映画は好きだ(と思う)。
痛そうなやつ、スプラッタなやつ、血が出るやつはパス。
でも、お馬鹿なゾンビ映画は大好物なのだ。
ということで、観てきました、ゾンビーノ。
全国で4館しか上映してないらしいけど(笑)。
舞台は(たぶん)アメリカ郊外の住宅地。
映画の中の世界では、
かつて謎の放射能により死体がゾンビ化する事件が発生。
世界中がパニックになったが、
ゾムコム社の開発した首輪によって
ゾンビたちは従順に人間に従うようになった。
(首輪が正常に作動している間は、
人肉を食べたいという欲求が抑えられる)
ゾンビは今や新しい労働力として、
工場や会社のみならず、
一般家庭にまで広く普及している。
ただし、ゾンビからの自衛のため、
街は高いフェンスで囲われ、
小学校ではライフル射撃が必修科目。
また、かつてのゾンビとの戦い(ゾンビ戦争)での立役者、
ゾムコム社は世の中に圧倒的な権力を持っており、
子供の一人一人の顔写真を撮って人々を管理している。
…そんな世界。
いやあ、面白かった。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』が好きな人は好きでしょう。
ティミーの家にやってきたゾンビ、
フェイドが格好いい(笑)。
ゾンビが格好いいってのも変だけど。
お母さんもチャーミング。お父さんも…痛々しくも切ない。
他のゾンビ映画との決定的な違いは、日常性…かなあ。
通常のゾンビ映画って、パニックものだよね。
普通に生活してたら、急にゾンビが出て来て…
大変だ!ゾンビから逃げろ!ゾンビをやっつけろ!
…という非日常的世界よね?
でも『ゾンビーノ』はその後の世界なのさ。
そういうゾンビに対するパニックは数年前に終わってる世界。
ゾンビが日常に、家の中にいることが当たり前。
「死んだ後も、(ゾンビになって)社会に奉仕できます!」
なんていう世界なのね。
この映画、「ゾンビと少年の心温まる物語」だの、
ゾンビ・ファンタジーだのと紹介されてるけど、
いやー…実に、地味に、怖い映画だったよ…。
ある日、誰かが野良ゾンビ(笑)に襲われて、
うっかりゾンビになっちゃったら撃ち殺す。
フェイドが隣りのお婆さんを食べちゃっても、
あーあ困ったなあ、程度の感じ方。
ティミーの級友がゾンビになっちゃったら、
お母さんはその子供ゾンビを車ではねて、
銃で撃って死体を燃やして、「仕方がないのよ」という感覚。
(「でも普通のことをしたとは思わないでね」と
お母さんは言ってたけど)
そういうゾンビに対する、ではなく、
社会に対する違和感を確信犯的に作ったんだろうな。
いい意味でうまいなあ…。
人から聞いてなるほどなと思ったんだけど、
ゾンビ映画ってのは社会学的に扱うことが出来るそうなのね。
例えば、ゾンビは黒人である、
ゾンビはイスラム教徒である、
ゾンビは日本人である、
と置き換えられるわけです。
自分から観て異質なもの、理解できぬものこそがゾンビだと。
そう観てみると、怖いよね。
中流の白人家庭に雇われる雑用係のゾンビ、
人の形をしていながら人でないもの、
…それってまさにcoloredのことじゃないか。
そう思うと、この映画ってものすごーい皮肉タップリだ。
カナダとアメリカの関係って余り知らないのだけど、
カナダから見たアメリカってこんな感じなのかも。
深読みしようと思ったら、いくらでも出来そう…。
あの陽気な50年代の浮かれた音楽、色鮮やかな衣装。
恐怖をひた隠しにするティミーのお父さん。
隣人の目を気にするお母さん…隣人の覗きが趣味のお婆さん。
トロフィーたるゾンビの首を書斎に飾るお隣のお父さん。
ゾンビの恋人?タミー。
平和そうな郊外の一軒家。でも街の外は無法地帯。
それって…アメリカそのものじゃないんだろうか?
……なんて、まあ、難しいことはさておき。
非常に楽しい映画なので、DVDとか出たら是非欲しい(笑)。
サントラも出してほしいけど…出るのかな…。
(下手すれば、DVD化すらしない可能性もあるよね…)
個人的にはテオポリスとタミーが大好きです。
ほんと、よくまとまった良作でした。
予告編は馬鹿っぽいけど…。
2006年10月06日
ホテル・ルワンダ
監督:テリー・ジョージ
イギリス/イタリア/南アフリカ(2004)
★★★★★★☆
いい作品でした。
なんというか、こういう映画は賛否両論だし、
日本公開のための署名活動が起きたり何だりで、
我ながら自分の立ち位置を定めづらいもんですね。
作品としては、
息もつかせず一気に観させる上手い映画でした。
音楽も耳に残ります。
さて、内容というか感想いきましょか。
えーと、怖い。
虐殺が始ってからも怖いんだけども、
始るまでが怖くてしかたなかったです。
ぴりぴりした不穏な空気が怖すぎる。
暴力が怖いったらない。
相当追いつめられてからも、
ポールがネクタイを締め続けるのが印象的でした。
『蠅の王』で理性を失っていく子どもたちが、
体に泥や血を塗りたくったりするのに反し、
主人公は最後まで清潔な服を保とうとしていたっけなあ。
ネクタイやアイロンのかかった白いシャツは、
理性の象徴に思えます。
ちょっと穿った深読みをするならば、
そのネクタイでアフリカを牛耳った西の国々が
この内乱の大きな原因を占めているわけなんだけどさー。
だからポールがネクタイに血痕を見つけた時は、
二重の意味で痛々しかった。
この虐殺までルワンダに武器を売りつづけたのはフランス。
(この映画の舞台になったホテルも
フランス系という設定らしい)
元はただの階級差だったツチとフツを固定化し、
代理戦争をやったのはベルギーとドイツ。
じゃあ、西欧諸国だけが悪いのかって言えば
そうでもないだろうし、
アフリカだから起きたのかと言えば
そうでもないだろうし、
人間なんてこんなものさというのも違うと思うし。
ポールは英雄でもなんでもなく、
ただ仕事上、成り行き上、
物事に巻き込まれていく様がリアルでした。
現実では誰だって準備のないまま、
否応なく事件に関わらざるを得なくなるものだものね。
この監督は北アイルランド内戦を経験してる人らしいです。
人の命を救う人も奪う人も隣人であるというのが、
怖くもあり救いでもあるんだろうか。
いい映画でした。
おすすめです。
イギリス/イタリア/南アフリカ(2004)
★★★★★★☆
いい作品でした。
なんというか、こういう映画は賛否両論だし、
日本公開のための署名活動が起きたり何だりで、
我ながら自分の立ち位置を定めづらいもんですね。
作品としては、
息もつかせず一気に観させる上手い映画でした。
音楽も耳に残ります。
さて、内容というか感想いきましょか。
えーと、怖い。
虐殺が始ってからも怖いんだけども、
始るまでが怖くてしかたなかったです。
ぴりぴりした不穏な空気が怖すぎる。
暴力が怖いったらない。
相当追いつめられてからも、
ポールがネクタイを締め続けるのが印象的でした。
『蠅の王』で理性を失っていく子どもたちが、
体に泥や血を塗りたくったりするのに反し、
主人公は最後まで清潔な服を保とうとしていたっけなあ。
ネクタイやアイロンのかかった白いシャツは、
理性の象徴に思えます。
ちょっと穿った深読みをするならば、
そのネクタイでアフリカを牛耳った西の国々が
この内乱の大きな原因を占めているわけなんだけどさー。
だからポールがネクタイに血痕を見つけた時は、
二重の意味で痛々しかった。
この虐殺までルワンダに武器を売りつづけたのはフランス。
(この映画の舞台になったホテルも
フランス系という設定らしい)
元はただの階級差だったツチとフツを固定化し、
代理戦争をやったのはベルギーとドイツ。
じゃあ、西欧諸国だけが悪いのかって言えば
そうでもないだろうし、
アフリカだから起きたのかと言えば
そうでもないだろうし、
人間なんてこんなものさというのも違うと思うし。
ポールは英雄でもなんでもなく、
ただ仕事上、成り行き上、
物事に巻き込まれていく様がリアルでした。
現実では誰だって準備のないまま、
否応なく事件に関わらざるを得なくなるものだものね。
この監督は北アイルランド内戦を経験してる人らしいです。
人の命を救う人も奪う人も隣人であるというのが、
怖くもあり救いでもあるんだろうか。
いい映画でした。
おすすめです。
2006年09月11日
キンキーブーツ
監督:ジュリアン・ジャロルド(2005/英)
★★★★★★☆
今月一日、映画の日に日比谷へお出かけして観てきました。
英国の映画は全般的に好きですが、
今回もナカナカ上々でしたよ。
やっぱあれだ。
一見阿呆っぽいことを一生懸命やってる人って好きです。
(阿呆っぽいってのは貶してるわけじゃないんだけど…)
なんつうんですかね。
この映画にでてきたひとがっていうか、
こういう映画をちゃんと作ってくれる人たちが好きです。
ということで、
『フル・モンティ』も『クローサー・ユー・ゲット』も好きです、私は。
なんつってもローラが熱い。
もうね、強烈。
でもっていい人なんだー。泣ける。
こういう言い方はどうなのか分かんないけど、
この頃けっこう性的マイノリティな人々の
映画やらブログやらを目にすることが多くって。
ついでに新宿二丁目にも好きなカフェがあったりして。
割と(勝手ながら)親近感を抱いているのです。
えーと、なんだっけ。
要は…要は人間性ですよ。人格?
ということで、ローラ好きですね。
後半、靴工場のすみっこでローラが歌ってたのは、
My Heart Belongs To Daddy…だっけ?
普段はけっこー過激な歌を歌ってるだけに、
ひとりでボソボソとジャズのスタンダードを歌ってる姿が、
妙に印象に残りました。
映画のオープニングにもお父さん出てたし、ちらっと。
何があったのかなあとか、ちょっと色々想像させます。
ストーリー展開は割とベタだけど、
だからって面白さが減るわけじゃないです。
映画は楽しむモノだと私は思うので、
こういう映画には大賛成なのです。
舞台のシーンが圧巻なので、映画館でみてよかったですねえ。
まだ公開中だと思うけど、
相当に混むのでこれから行く方はご予約を。
久々に満席の映画館でした。
(東京だとシャンテシネでしかやってない…。
もっとアチコチでやってもお客は入ると思うんだが)
良い映画でしたよ。
★★★★★★☆
今月一日、映画の日に日比谷へお出かけして観てきました。
英国の映画は全般的に好きですが、
今回もナカナカ上々でしたよ。
やっぱあれだ。
一見阿呆っぽいことを一生懸命やってる人って好きです。
(阿呆っぽいってのは貶してるわけじゃないんだけど…)
なんつうんですかね。
この映画にでてきたひとがっていうか、
こういう映画をちゃんと作ってくれる人たちが好きです。
ということで、
『フル・モンティ』も『クローサー・ユー・ゲット』も好きです、私は。
なんつってもローラが熱い。
もうね、強烈。
でもっていい人なんだー。泣ける。
こういう言い方はどうなのか分かんないけど、
この頃けっこう性的マイノリティな人々の
映画やらブログやらを目にすることが多くって。
ついでに新宿二丁目にも好きなカフェがあったりして。
割と(勝手ながら)親近感を抱いているのです。
えーと、なんだっけ。
要は…要は人間性ですよ。人格?
ということで、ローラ好きですね。
後半、靴工場のすみっこでローラが歌ってたのは、
My Heart Belongs To Daddy…だっけ?
普段はけっこー過激な歌を歌ってるだけに、
ひとりでボソボソとジャズのスタンダードを歌ってる姿が、
妙に印象に残りました。
映画のオープニングにもお父さん出てたし、ちらっと。
何があったのかなあとか、ちょっと色々想像させます。
ストーリー展開は割とベタだけど、
だからって面白さが減るわけじゃないです。
映画は楽しむモノだと私は思うので、
こういう映画には大賛成なのです。
舞台のシーンが圧巻なので、映画館でみてよかったですねえ。
まだ公開中だと思うけど、
相当に混むのでこれから行く方はご予約を。
久々に満席の映画館でした。
(東京だとシャンテシネでしかやってない…。
もっとアチコチでやってもお客は入ると思うんだが)
良い映画でしたよ。
2006年01月09日
恋愛小説家
恋愛小説家
監督:ジェームズ・L・ブルックス/1997(米)
★★★★★★☆
この映画、すきだなあ。
賞を色々とってあまりにも有名なので筋は端折ります。
何と言っても、ジャック・ニコルソンがすっごいカワイイ!かわいいっていうか…言い方古いけど、チャーミングって言葉がぴったり。「チャーミングってのはこういうことか!」ってくらいチャーミングです。
お隣に住むゲイの絵描きさん、サイモンを演ずるグレッグ・キニアもなかなかいい味。
もちろん、キャロル扮するヘレン・ハントもかわいいんだけど、どっちかっていうと男の人たちがやたらカワイイ(というかいじらしい)映画でした。
(あ、キャロルのお母さんもかわいかったけど。あーいうおばちゃん大スキ(笑))
イチバン好きな場面は…、そうだなあ。
レストランでキャロルに「お世辞を言って」といわれてメルビンが頑張るシーンかな。
細かい台詞は憶えていないけど、「君のためにいい人間になりたくなった」ってとこ。
ああーーー、、、そうなんだよね……。と噛み締めた。
これはさ、最後の場面にも通ずることだと思うんだけど。
相手のことを世界一だと思うし、思えばこそ自分だってよりよくなりたいし…。というかなんというか。
ううーん、難しいね。
あのさ、自暴自棄ってわけじゃないんだけど、一人だと自分のことがどうでも良くなったりしない?
執着しなくなるというか、まあいっか、みたいな。
相手にふさわしく…とかいうのとはちょっと違う気もするけど。
相手あっての自分というか。
ものすごいあったりまえのことだけど、恋愛ってひとりでするものじゃないんだね。
恋愛だけでなく人付き合い全般そうなんだと思うけど。
それってなんかすごい……、と27にもなって気付くなよ私(笑)。
むかし、CHAGE&ASKAが好きだったんだけど。
(いや今も好きだけど。昔は阿呆ほど好きだった。)
好きな歌にさ、こーいう歌詞があるわけ。クサくて何か照れるな…。
「君が僕の生き方愛す度に 少しずつ自分を好きになれた」
これはこの映画の「いい人間になりたくなった」とはある意味逆だけど、
でも、そういうことなのでは?と思うの。
うまく言えない。
ひとりでは感じられないことだなあと。思うのよ。
まあ、このシーンはメルビンの要らんひとことでぶちこわしになってしまいますが(笑)。
最後は何とか一緒にパンを買いに行けてよかったよね。
胸を張って「世界一の…」と誇らしげに言うメルビン、最高です。
誰かイチバンの人がいるとか、イチバンだと思われるとかってなんて幸せなんだろう?
やっぱ恋愛とか人間関係とかって、基本は上に向かって行くものでありたいです。
かたくるっしいことではなくてさ。
お隣に住む絵描きのサイモン氏。もかなり好き。
親との確執があり、心底は人を信用できてないのかもしれないけど、でも、一生懸命人の美しいところを見つけようとしてる人だよね。
だから、モデルに雇った街のチンピラ(失礼)が裏切ったと知ったときの顔がたまんない。
あれはつらすぎる。
もーそのあとは、顔はボコボコだわ家はでなきゃいけないわ。
溺愛してたバーデルまでそっぽ向いちゃって…、悲しい。
(そのときのベーコンでつって、っていうやりとりがイイよね)
もちろん、最後は立ち直るけどさ。
バーデルは文句なしに不細工かわいい!!
見目麗しい犬じゃないんだけどね。しぐさがたまらーん。
メルビンの真似して石畳の割れ目をまたいであるくとことか。ピアノ聴いてるとことか。かわいすぎる…。
やっぱ動物はいいですね。
人間だけじゃ息が詰まっちゃう。
人間の都合でいろいろ言って申し訳ないけれど、動物って……いやあ、ほんとにいいね。
蛇足ですが、この映画は細かいとこがいちいち面白かったです。
「困った時に聴く曲」集を作ってたり、最後の最後もつい石畳をよけちゃったり。
そーいう細かいとこで笑わせてくれるのは、結構すき。
監督:ジェームズ・L・ブルックス/1997(米)
★★★★★★☆
この映画、すきだなあ。
賞を色々とってあまりにも有名なので筋は端折ります。
何と言っても、ジャック・ニコルソンがすっごいカワイイ!かわいいっていうか…言い方古いけど、チャーミングって言葉がぴったり。「チャーミングってのはこういうことか!」ってくらいチャーミングです。
お隣に住むゲイの絵描きさん、サイモンを演ずるグレッグ・キニアもなかなかいい味。
もちろん、キャロル扮するヘレン・ハントもかわいいんだけど、どっちかっていうと男の人たちがやたらカワイイ(というかいじらしい)映画でした。
(あ、キャロルのお母さんもかわいかったけど。あーいうおばちゃん大スキ(笑))
イチバン好きな場面は…、そうだなあ。
レストランでキャロルに「お世辞を言って」といわれてメルビンが頑張るシーンかな。
細かい台詞は憶えていないけど、「君のためにいい人間になりたくなった」ってとこ。
ああーーー、、、そうなんだよね……。と噛み締めた。
これはさ、最後の場面にも通ずることだと思うんだけど。
相手のことを世界一だと思うし、思えばこそ自分だってよりよくなりたいし…。というかなんというか。
ううーん、難しいね。
あのさ、自暴自棄ってわけじゃないんだけど、一人だと自分のことがどうでも良くなったりしない?
執着しなくなるというか、まあいっか、みたいな。
相手にふさわしく…とかいうのとはちょっと違う気もするけど。
相手あっての自分というか。
ものすごいあったりまえのことだけど、恋愛ってひとりでするものじゃないんだね。
恋愛だけでなく人付き合い全般そうなんだと思うけど。
それってなんかすごい……、と27にもなって気付くなよ私(笑)。
むかし、CHAGE&ASKAが好きだったんだけど。
(いや今も好きだけど。昔は阿呆ほど好きだった。)
好きな歌にさ、こーいう歌詞があるわけ。クサくて何か照れるな…。
「君が僕の生き方愛す度に 少しずつ自分を好きになれた」
これはこの映画の「いい人間になりたくなった」とはある意味逆だけど、
でも、そういうことなのでは?と思うの。
うまく言えない。
ひとりでは感じられないことだなあと。思うのよ。
まあ、このシーンはメルビンの要らんひとことでぶちこわしになってしまいますが(笑)。
最後は何とか一緒にパンを買いに行けてよかったよね。
胸を張って「世界一の…」と誇らしげに言うメルビン、最高です。
誰かイチバンの人がいるとか、イチバンだと思われるとかってなんて幸せなんだろう?
やっぱ恋愛とか人間関係とかって、基本は上に向かって行くものでありたいです。
かたくるっしいことではなくてさ。
お隣に住む絵描きのサイモン氏。もかなり好き。
親との確執があり、心底は人を信用できてないのかもしれないけど、でも、一生懸命人の美しいところを見つけようとしてる人だよね。
だから、モデルに雇った街のチンピラ(失礼)が裏切ったと知ったときの顔がたまんない。
あれはつらすぎる。
もーそのあとは、顔はボコボコだわ家はでなきゃいけないわ。
溺愛してたバーデルまでそっぽ向いちゃって…、悲しい。
(そのときのベーコンでつって、っていうやりとりがイイよね)
もちろん、最後は立ち直るけどさ。
バーデルは文句なしに不細工かわいい!!
見目麗しい犬じゃないんだけどね。しぐさがたまらーん。
メルビンの真似して石畳の割れ目をまたいであるくとことか。ピアノ聴いてるとことか。かわいすぎる…。
やっぱ動物はいいですね。
人間だけじゃ息が詰まっちゃう。
人間の都合でいろいろ言って申し訳ないけれど、動物って……いやあ、ほんとにいいね。
蛇足ですが、この映画は細かいとこがいちいち面白かったです。
「困った時に聴く曲」集を作ってたり、最後の最後もつい石畳をよけちゃったり。
そーいう細かいとこで笑わせてくれるのは、結構すき。
2005年10月02日
ベルヴィル・ランデブー
ベルヴィル・ランデブー
監督・脚本・絵コンテ・グラフィックデザイン:シルヴァン・ショメ/2003(仏)
★★★★★☆☆
いわく、「世界各国の映画賞を総なめにしたフレンチ・アニメーションの決定版!」
なんつっても音楽がイイです。フランス語、全く分かんない&2回しか見てないけど、なんとなくサビを口ずさめるくらい強烈に印象に残る歌で。
歌詞がまたブラックでさあ(笑)。好きだなあ。
物語もブラック。というかなんというか…なんだろうか?
面白いんだけど。結構笑えるし。
うぅーん。フランスだなあ…という笑いだった。
全編80分の中にほとんど台詞なし。動きと表情、音楽だけ。すっごいうまい。すっごいびっくりした。
スローなのかスピーディなのかよくわかんなくなるテンポと、誇張された人体と、アナログな塗りとCGが混ざり合う、不思議な映像でした。
話の筋がどう、とかより、映像が素敵。好き嫌い別れそうだけど。
私は…ちょっと苦手?でも好き、みたいな?(よくわかんない。キライじゃない)
でも、あのおばーちゃんたちは好きだな。
あと犬のブルーノ?階段から降りてくるとことか、犬ってああいう動きするよね?
ブルーノが見る夢が…やばい。
(それにしても。ばーさん、犬をタイヤにするなよ(笑))
三姉妹もかなりヤバいさ。「がま君とかえる君」のようなあのカエルの料理。
デザートも強烈ね。
ほんとに喋んないんだけど、たまに出す声がかわいいです、この人たち。
「デザートよ」とか言ってるときの声が…嬉しそうでよぅ…(食べたくないけど)。
一緒に入ってた特典映像で、高畑勲氏と監督が対談してるんだけど、その時にショメ氏が言ってた「一秒も無駄には出来ない」と言ってたのが、妙に納得!でした。
あたりまえだけど、映画にせよ何にせよ、誰かが意図的に作っているものなのよね…としみじみした。
監督っていいな、と思いました。
タチの「ぼくの伯父さん」が好きなら好きかも。
ちなみにあたしは…タチは挫折しました。
評価高いから一応観た!観たんだけど…いまやほとんど憶えてません。
でも、雰囲気とか笑いのツボが似ているのでは?と、「ベルヴィル〜」を観ながら思いました。
監督・脚本・絵コンテ・グラフィックデザイン:シルヴァン・ショメ/2003(仏)
★★★★★☆☆
いわく、「世界各国の映画賞を総なめにしたフレンチ・アニメーションの決定版!」
なんつっても音楽がイイです。フランス語、全く分かんない&2回しか見てないけど、なんとなくサビを口ずさめるくらい強烈に印象に残る歌で。
歌詞がまたブラックでさあ(笑)。好きだなあ。
物語もブラック。というかなんというか…なんだろうか?
面白いんだけど。結構笑えるし。
うぅーん。フランスだなあ…という笑いだった。
全編80分の中にほとんど台詞なし。動きと表情、音楽だけ。すっごいうまい。すっごいびっくりした。
スローなのかスピーディなのかよくわかんなくなるテンポと、誇張された人体と、アナログな塗りとCGが混ざり合う、不思議な映像でした。
話の筋がどう、とかより、映像が素敵。好き嫌い別れそうだけど。
私は…ちょっと苦手?でも好き、みたいな?(よくわかんない。キライじゃない)
でも、あのおばーちゃんたちは好きだな。
あと犬のブルーノ?階段から降りてくるとことか、犬ってああいう動きするよね?
ブルーノが見る夢が…やばい。
(それにしても。ばーさん、犬をタイヤにするなよ(笑))
三姉妹もかなりヤバいさ。「がま君とかえる君」のようなあのカエルの料理。
デザートも強烈ね。
ほんとに喋んないんだけど、たまに出す声がかわいいです、この人たち。
「デザートよ」とか言ってるときの声が…嬉しそうでよぅ…(食べたくないけど)。
一緒に入ってた特典映像で、高畑勲氏と監督が対談してるんだけど、その時にショメ氏が言ってた「一秒も無駄には出来ない」と言ってたのが、妙に納得!でした。
あたりまえだけど、映画にせよ何にせよ、誰かが意図的に作っているものなのよね…としみじみした。
監督っていいな、と思いました。
タチの「ぼくの伯父さん」が好きなら好きかも。
ちなみにあたしは…タチは挫折しました。
評価高いから一応観た!観たんだけど…いまやほとんど憶えてません。
でも、雰囲気とか笑いのツボが似ているのでは?と、「ベルヴィル〜」を観ながら思いました。
2005年08月20日
父と暮せば
父と暮せば
監督:黒木和雄(2004/日)
★★★★★★☆
井上ひさし/新潮文庫(1998)
★★★★★★☆
井上ひさしの原作と、DVDと両方購入。
それぞれにそれぞれ良くて面白かったです。
なんつっても広島弁が心地よいので、その点はやっぱ映像が良く、
まあでも、もちろん原作あっての話なので原作も良いです。
両方を目にすると分かるけど、本当に、忠実に映像化されている。
台詞なんかそのまんまなので、映画見て本読むと、もう、頭の中で声が宮沢りえと原田芳雄になる(笑)。
映画ではなんつってもこの2人がむちゃくちゃ良かった。
浅野忠信は…微妙だが。
(あれはあれでありなんだろうか。あの棒読みっぽい喋りもありか??)
そして背景も…微妙だが。
建物は良かったけど、景色がねえ…。いかにもセットでござい、としていて。
それともさ…それって穿った見方なのかな。ていうかわざと?
知らない古い写真を見ても思うけど、自分にとって存在が希薄なものってのは、そのように見えるだけなのかもな。
でもって、そういうリアルさを求めることって意味のないことかもしれんし。
まあ、でも正直なところ、建物の中だけの場面でもいけたんじゃなかろうかと。
(それじゃほんとに舞台になっちゃうけど。そうすると監督の立つ瀬がないな)
話としては…、まあ、読んでください。
いろいろ思い出したりした。
日本人は赦す神を持たないのだ、という長田弘のことば。
あれは裁きだった、あれは正義だったとはとても言えない。
生き残った自分は赦されて生き延びたのではなく、死ぬべきだったのに生き延びたという罪悪感。
(しかしならば神を持つ人々ならば苦しまないかと言えば、そうではないとも思うけど)
よくわかんないけど。
原爆って何でしょうね。
丸木さんの原爆の図はこわい。
恐ろしい話も映像も写真もある。
けど、それは、所詮自分を取り囲むものではないんだ。
本を閉じれば映像を切れば見えなくなるものだ。
絵や映像や写真の価値を否定するわけじゃない。それらにはそれらの、存在価値が間違いなくある。
でも、ええと、そういうことを言いたいのじゃなくて。
それらには価値があり、胸に迫るし、やるせなくなるのだけど、
でも、所詮、自分が渦中にいるわけではないのだ。
そういうものを見て、分かった気になっちゃいけない。断じていけない。
現実に起きたならば、それらは、もっともっとどうしょうもないことなんだ。
なんかその辺、忘れそうになる。それっていけないことだ。
と同時に、やはり想像することも必要不可欠なわけで。
想像というのかな…。痛みを感じることというか。
自分は本当には痛まず、それこそ申し訳ないんだけれど、でも痛みがあることを知らなければ。
例え理由が何であれ、とにかく、正しい戦争なんてないんだな。
聖戦なんて、そりゃ嘘だよ。厚顔無恥なひどい嘘だ。
かく言う私だって決して決して清廉潔白ではないんだけれども。
うん…。
完全な正義も完全な悪もなく、誰もがあいまいだ。
まあそもそも完全なんて求めちゃいかんのかもしれん。
世界を良いものと悪いものの2つにわけるなんて無理な話だ。
戦争の何かを見るたびに、ピカソの「フランコの夢と嘘」をいつも思い出します。
版画の連作と詩があるんだけど、この詩がすごいんだな。
(かなりシュールレアルスティックな詩だから、訳する人によって随分違うみたい)
私、どうにもピカソって好きになれないけど、こういうとこは、やっぱすげえなと思う。
長いけど、読んでみたい方はどうぞ。
「フランコの夢と嘘」(P.Picaso 1938)
監督:黒木和雄(2004/日)
★★★★★★☆
井上ひさし/新潮文庫(1998)
★★★★★★☆
井上ひさしの原作と、DVDと両方購入。
それぞれにそれぞれ良くて面白かったです。
なんつっても広島弁が心地よいので、その点はやっぱ映像が良く、
まあでも、もちろん原作あっての話なので原作も良いです。
両方を目にすると分かるけど、本当に、忠実に映像化されている。
台詞なんかそのまんまなので、映画見て本読むと、もう、頭の中で声が宮沢りえと原田芳雄になる(笑)。
映画ではなんつってもこの2人がむちゃくちゃ良かった。
浅野忠信は…微妙だが。
(あれはあれでありなんだろうか。あの棒読みっぽい喋りもありか??)
そして背景も…微妙だが。
建物は良かったけど、景色がねえ…。いかにもセットでござい、としていて。
それともさ…それって穿った見方なのかな。ていうかわざと?
知らない古い写真を見ても思うけど、自分にとって存在が希薄なものってのは、そのように見えるだけなのかもな。
でもって、そういうリアルさを求めることって意味のないことかもしれんし。
まあ、でも正直なところ、建物の中だけの場面でもいけたんじゃなかろうかと。
(それじゃほんとに舞台になっちゃうけど。そうすると監督の立つ瀬がないな)
話としては…、まあ、読んでください。
いろいろ思い出したりした。
日本人は赦す神を持たないのだ、という長田弘のことば。
あれは裁きだった、あれは正義だったとはとても言えない。
生き残った自分は赦されて生き延びたのではなく、死ぬべきだったのに生き延びたという罪悪感。
(しかしならば神を持つ人々ならば苦しまないかと言えば、そうではないとも思うけど)
よくわかんないけど。
原爆って何でしょうね。
丸木さんの原爆の図はこわい。
恐ろしい話も映像も写真もある。
けど、それは、所詮自分を取り囲むものではないんだ。
本を閉じれば映像を切れば見えなくなるものだ。
絵や映像や写真の価値を否定するわけじゃない。それらにはそれらの、存在価値が間違いなくある。
でも、ええと、そういうことを言いたいのじゃなくて。
それらには価値があり、胸に迫るし、やるせなくなるのだけど、
でも、所詮、自分が渦中にいるわけではないのだ。
そういうものを見て、分かった気になっちゃいけない。断じていけない。
現実に起きたならば、それらは、もっともっとどうしょうもないことなんだ。
なんかその辺、忘れそうになる。それっていけないことだ。
と同時に、やはり想像することも必要不可欠なわけで。
想像というのかな…。痛みを感じることというか。
自分は本当には痛まず、それこそ申し訳ないんだけれど、でも痛みがあることを知らなければ。
例え理由が何であれ、とにかく、正しい戦争なんてないんだな。
聖戦なんて、そりゃ嘘だよ。厚顔無恥なひどい嘘だ。
かく言う私だって決して決して清廉潔白ではないんだけれども。
うん…。
完全な正義も完全な悪もなく、誰もがあいまいだ。
まあそもそも完全なんて求めちゃいかんのかもしれん。
世界を良いものと悪いものの2つにわけるなんて無理な話だ。
戦争の何かを見るたびに、ピカソの「フランコの夢と嘘」をいつも思い出します。
版画の連作と詩があるんだけど、この詩がすごいんだな。
(かなりシュールレアルスティックな詩だから、訳する人によって随分違うみたい)
私、どうにもピカソって好きになれないけど、こういうとこは、やっぱすげえなと思う。
長いけど、読んでみたい方はどうぞ。
「フランコの夢と嘘」(P.Picaso 1938)
2005年05月22日
月とキャベツ
月とキャベツ
監督:篠原哲雄/2001(日)
★★★★☆☆☆
なんせ山ちゃんがかっこいいというか…かわいいというか…若いと言うか(笑)。
映画としては、ほどほどでしょうか。
えー…。
ジョゼ虎でも同じようなこと言ってた気がするけど。
なんで花火がヒバナに惹かれるのかなあ?てのがイマイチわからず…うーん。
(あたしは恋愛映画が駄目なのか…そうなのか…)
やっぱ居て良いよ、と言ってからの火花がいきなりすっげー優しいんだもん。
なんでかなあ…?
一目惚れでした、と言われたら、ああそうなのか…と思うけど。
花火がヒバナを受け入れる過程が、もーちょい丁寧に描かれてもいいんじゃないかなあ、と思った。
最終的にはね、ヒバナを好きになるのわかるんだけど。
その…過程が。そんなにあっさり人を好きになるのかなあ?
あっさり誰かを受け入れることができるのかなあ?
うーん??
あと…あのダンスは…いかがなものかと…。
見ててちょっと恥ずかしいと言うか…。(失礼…)
山ちゃんはひたすらかっこいいですっ。キャベツ似合う(笑)。
ブルースハープを、ああも気軽に吹けるといいなあ。
前から持ってるものの全く上手く吹けないハープを、思わず引っ張りだしてしまった。
練習しようかな…。
あと群馬。いいすね。
群馬には少し縁があって、ちょくちょく行ってたんだよね。
しかもそれこそ昔の小学校が廃校になった建物に寝泊まりしててさ。
花火が薪割りしたりしてるとこ、なつかしー。
カメラのなせる業なのかなんなのか知らないけど、あの空気は好きです。
ひとことで田舎と言えども、四国とも九州とも東北ともちがう空気なんだよね。
ストーリーが云々よりも、
山ちゃんが車ん中でハープ吹いてたバス停のそばの草むらとか、
チャリンコで走る田舎道とか、
丸い電灯の灯りとか、木製の窓枠をガラガラと開ける音とか、
そーいう場の雰囲気がとても心地いい。映画でした。
休みの日、まったりと観るのにはいいかもね。
監督:篠原哲雄/2001(日)
★★★★☆☆☆
なんせ山ちゃんがかっこいいというか…かわいいというか…若いと言うか(笑)。
映画としては、ほどほどでしょうか。
えー…。
ジョゼ虎でも同じようなこと言ってた気がするけど。
なんで花火がヒバナに惹かれるのかなあ?てのがイマイチわからず…うーん。
(あたしは恋愛映画が駄目なのか…そうなのか…)
やっぱ居て良いよ、と言ってからの火花がいきなりすっげー優しいんだもん。
なんでかなあ…?
一目惚れでした、と言われたら、ああそうなのか…と思うけど。
花火がヒバナを受け入れる過程が、もーちょい丁寧に描かれてもいいんじゃないかなあ、と思った。
最終的にはね、ヒバナを好きになるのわかるんだけど。
その…過程が。そんなにあっさり人を好きになるのかなあ?
あっさり誰かを受け入れることができるのかなあ?
うーん??
あと…あのダンスは…いかがなものかと…。
見ててちょっと恥ずかしいと言うか…。(失礼…)
山ちゃんはひたすらかっこいいですっ。キャベツ似合う(笑)。
ブルースハープを、ああも気軽に吹けるといいなあ。
前から持ってるものの全く上手く吹けないハープを、思わず引っ張りだしてしまった。
練習しようかな…。
あと群馬。いいすね。
群馬には少し縁があって、ちょくちょく行ってたんだよね。
しかもそれこそ昔の小学校が廃校になった建物に寝泊まりしててさ。
花火が薪割りしたりしてるとこ、なつかしー。
カメラのなせる業なのかなんなのか知らないけど、あの空気は好きです。
ひとことで田舎と言えども、四国とも九州とも東北ともちがう空気なんだよね。
ストーリーが云々よりも、
山ちゃんが車ん中でハープ吹いてたバス停のそばの草むらとか、
チャリンコで走る田舎道とか、
丸い電灯の灯りとか、木製の窓枠をガラガラと開ける音とか、
そーいう場の雰囲気がとても心地いい。映画でした。
休みの日、まったりと観るのにはいいかもね。
2005年05月21日
knockin' on heaven's door
knockin' on heaven's door
監督:トーマス・ヤーン/1997(独)
★★★★★★★
やっばい、普通にむちゃくちゃ面白かった。
ツタヤでは「犯罪アクション」に分類されており…、アクションてどうよ、と思いつつ、でも借りてみる。
同じ病室に入院した腫瘍のマーティンと骨肉腫のルディが、いまだ見たことのない海を目指して旅をする。
ロードムービー?というのかな。
車を盗んで病院を飛び出したはいいけど、ジツはギャングの金を積んだヤバいベンツで、というお話。
余命の少ない2人だし…、ラストはもう、始る前からあらかた想像がつくんだけどさ。
いやー…。面白かったね。好きだなあ。
天国じゃ雲に腰掛けて海の話をすんのが流行ってんだぜ、つうのがすごい好きだ。
そういう…なんだろな、おとぎ話みたいな話を信じるのが好きだ。
おとぎ話ってんじゃないか。信じるってんでもないね。
端から見れば馬鹿みたいかもしんないけど、でもたぶんさ、誰だってそういうのあるんじゃないかなとか。思ったな。
うまく言えないんだけどさ。
で、しかも実行しちゃうアホなノリがさらに好きだ(笑)。
なんていうんでしょうか。
やっぱ人は夢見ることで生きてんだよ。それからユーモア。
「ライフ・イズ・ビューティフル」でもさ、お父さんがナチの収容所で子供に向かって「これはゲームなんだよ」と言うじゃない。
ちょっと違うかも知んないけど。…でも、あーいうかんじ。
ドイツ映画…面白いじゃないか。
間の取り方が可笑しい。笑える。緩急と言うかさ。
真顔でアホなことをやるとこが好き。
台詞がいちいちかっこいい。(「一分遅かったわね」と言ってみたい(笑))
人のよさそーなへらへら笑いのルディが好き。
ママにキャデラックあげるマーティンが好き。
音楽も切ないですね。原曲、ボブ・ディランだよね?
ラストに行くまでに何回も泣いちゃったさ。
救急車呼んだ場面ではだまされたさ、あたしも!(泣いちゃったじゃないかーちくしょー)
そして海。
海鳴りと風の音がただただ、ごうごうとね…。
風景って、要はただ心志の如何にあり、なんだなと思い出した。
重く暗くなりがち、もしくは逆に変に明るくなりがちな(妙な癒し系な)テーマだけど、
重くも暗くも鼻につくこともなく、
笑えて泣けて味わえる?納得のできる映画でした。
かなり好きです。ほんとに。
監督:トーマス・ヤーン/1997(独)
★★★★★★★
やっばい、普通にむちゃくちゃ面白かった。
ツタヤでは「犯罪アクション」に分類されており…、アクションてどうよ、と思いつつ、でも借りてみる。
同じ病室に入院した腫瘍のマーティンと骨肉腫のルディが、いまだ見たことのない海を目指して旅をする。
ロードムービー?というのかな。
車を盗んで病院を飛び出したはいいけど、ジツはギャングの金を積んだヤバいベンツで、というお話。
余命の少ない2人だし…、ラストはもう、始る前からあらかた想像がつくんだけどさ。
いやー…。面白かったね。好きだなあ。
天国じゃ雲に腰掛けて海の話をすんのが流行ってんだぜ、つうのがすごい好きだ。
そういう…なんだろな、おとぎ話みたいな話を信じるのが好きだ。
おとぎ話ってんじゃないか。信じるってんでもないね。
端から見れば馬鹿みたいかもしんないけど、でもたぶんさ、誰だってそういうのあるんじゃないかなとか。思ったな。
うまく言えないんだけどさ。
で、しかも実行しちゃうアホなノリがさらに好きだ(笑)。
なんていうんでしょうか。
やっぱ人は夢見ることで生きてんだよ。それからユーモア。
「ライフ・イズ・ビューティフル」でもさ、お父さんがナチの収容所で子供に向かって「これはゲームなんだよ」と言うじゃない。
ちょっと違うかも知んないけど。…でも、あーいうかんじ。
ドイツ映画…面白いじゃないか。
間の取り方が可笑しい。笑える。緩急と言うかさ。
真顔でアホなことをやるとこが好き。
台詞がいちいちかっこいい。(「一分遅かったわね」と言ってみたい(笑))
人のよさそーなへらへら笑いのルディが好き。
ママにキャデラックあげるマーティンが好き。
音楽も切ないですね。原曲、ボブ・ディランだよね?
ラストに行くまでに何回も泣いちゃったさ。
救急車呼んだ場面ではだまされたさ、あたしも!(泣いちゃったじゃないかーちくしょー)
そして海。
海鳴りと風の音がただただ、ごうごうとね…。
風景って、要はただ心志の如何にあり、なんだなと思い出した。
重く暗くなりがち、もしくは逆に変に明るくなりがちな(妙な癒し系な)テーマだけど、
重くも暗くも鼻につくこともなく、
笑えて泣けて味わえる?納得のできる映画でした。
かなり好きです。ほんとに。
2005年05月15日
ジョゼと虎と魚たち
ジョゼと虎と魚たち
監督:犬童一心 /(日・2003)
★★★★☆☆☆
ううーん…。
以前、ちらりと見た時は良かったと思ったんだが。
改めてきちんと見ると…、ううーん。
まあ、何はさておき、池脇千鶴がむちゃくちゃカワイイ!
関西弁のぶっきらぼうなのが似合うね(笑)。
好きだなー、好きだなー。かわいいなー。
と、ジョゼが好きなだけ、恒夫!好きくない!!
ので、この映画、納得できんかったんだよな…。
単に吾妻木聡の顔が好きじゃない(笑)と言ってしまえばそれだけなんだけどさー。
自分の大学時代だって、たいがいな…と思うけど、なんか、こうっ、イマドキの大学生…苦手だよあたしは。
いや、今時の大学生が苦手なんじゃないな…。
うーん、なんていうか、薄っぺらいっつうかさ。
ぺらっぺらの、そのへんにゴロゴロいそうな人っつうか。
明るくて楽天的なのは結構なんだが。
で、そういう呑気さが、ひょっとしたらジョゼを救うのかなとか思ったけど。
なんか…ああ、ほんとに、ただの薄っぺらい人じゃん…という風にしか思えなかったのだよ。
だから、ジョゼがなんで恒夫を好きになんなきゃいけないのか、ちっとも分かんなかった。
それともそういうもんなんだろうか?
恋愛っつうものは。
端から見てると、おい何でこんな奴に惚れる?って人に惚れるものなのかな。
それに大学生ってのも、そんなものかな。
21とか2とかだもんね。
多くの人が親の庇護でぬくぬくしてる時期だものね。
自分もそうだったし。世間知んない、かっこ悪い、頭からっぽなオジョウサマだったしさ。
(今は…今だって若造だけど、所詮。)
もう1回、あの時代に戻りたい?と聞かれたら、はっきりいって二度とごめんだと答えるね(笑)。
あんなの1回で十分です。
そうだな。
恒夫見てて苛々するのは、そーいう、こっぱずかしい情けない自分を見てるみたいで厭だったのかな。
そうかもね。
うーん。そうか。そうなのか。
ラストは、だから、そうだね。あれでいいんだなと思うね。
ジョゼもさー、ちょっと自立して、まあ恒夫はどうなるか知らんけど(笑)。
恒夫は泣いちゃうけどさ。たぶんジョゼは一人になっても泣かなかったんじゃないかなあとか。
思った。
(別れに至るまでの過程で泣いたかもしんないけど。)
別れに対してはジョゼの方が余裕…て言うとおかしいけど、大人の目線になってんのかなと。
恒夫はやっぱ嫌いだけど、ジョゼにとっては良かったんだろうね。
監督:犬童一心 /(日・2003)
★★★★☆☆☆
ううーん…。
以前、ちらりと見た時は良かったと思ったんだが。
改めてきちんと見ると…、ううーん。
まあ、何はさておき、池脇千鶴がむちゃくちゃカワイイ!
関西弁のぶっきらぼうなのが似合うね(笑)。
好きだなー、好きだなー。かわいいなー。
と、ジョゼが好きなだけ、恒夫!好きくない!!
ので、この映画、納得できんかったんだよな…。
単に吾妻木聡の顔が好きじゃない(笑)と言ってしまえばそれだけなんだけどさー。
自分の大学時代だって、たいがいな…と思うけど、なんか、こうっ、イマドキの大学生…苦手だよあたしは。
いや、今時の大学生が苦手なんじゃないな…。
うーん、なんていうか、薄っぺらいっつうかさ。
ぺらっぺらの、そのへんにゴロゴロいそうな人っつうか。
明るくて楽天的なのは結構なんだが。
で、そういう呑気さが、ひょっとしたらジョゼを救うのかなとか思ったけど。
なんか…ああ、ほんとに、ただの薄っぺらい人じゃん…という風にしか思えなかったのだよ。
だから、ジョゼがなんで恒夫を好きになんなきゃいけないのか、ちっとも分かんなかった。
それともそういうもんなんだろうか?
恋愛っつうものは。
端から見てると、おい何でこんな奴に惚れる?って人に惚れるものなのかな。
それに大学生ってのも、そんなものかな。
21とか2とかだもんね。
多くの人が親の庇護でぬくぬくしてる時期だものね。
自分もそうだったし。世間知んない、かっこ悪い、頭からっぽなオジョウサマだったしさ。
(今は…今だって若造だけど、所詮。)
もう1回、あの時代に戻りたい?と聞かれたら、はっきりいって二度とごめんだと答えるね(笑)。
あんなの1回で十分です。
そうだな。
恒夫見てて苛々するのは、そーいう、こっぱずかしい情けない自分を見てるみたいで厭だったのかな。
そうかもね。
うーん。そうか。そうなのか。
ラストは、だから、そうだね。あれでいいんだなと思うね。
ジョゼもさー、ちょっと自立して、まあ恒夫はどうなるか知らんけど(笑)。
恒夫は泣いちゃうけどさ。たぶんジョゼは一人になっても泣かなかったんじゃないかなあとか。
思った。
(別れに至るまでの過程で泣いたかもしんないけど。)
別れに対してはジョゼの方が余裕…て言うとおかしいけど、大人の目線になってんのかなと。
恒夫はやっぱ嫌いだけど、ジョゼにとっては良かったんだろうね。
2005年05月14日
タップ・ドッグス
タップ・ドッグス
監督:デイン・ベリー(2000/豪・米)
★★★★☆☆☆
オーストラリアの片田舎の鉄工所で働く青年がタップダンサーを夢見…、
レンアイしつつ挫折しつつ喧嘩しつつ成功していくという……、
まあなんていうか、コテコテの青春映画!ってかんじ。ですね。
えーと、これって実話?作り話?あ、「監督の半自伝的な…」とありますね。そうですか。
監督が、実在のタップ・ドックスの主催者(笑)。
タップ・ドッグスはシドニーオリンピックの開会式でパフォーマンスしてたそうな。見た?
あたしはテレビないので…、なにも見ちゃいないのですが。
途中はともかく、やっぱタップはものすごい。
ジーンズだのカーゴパンツをダボッと履いたそのへんのにーちゃんにしか見えないのに(失礼)、
踊るとむちゃくちゃかっこいい。
シルクハットに燕尾服のタップもかっこいいけど、こういう、ラフなやつもいいね。
なんつっても、楽しそうでさー。いっしょにおどりたいぜー。
タップなんて出来ないけどさ。
(すっごい脚力要りそう。絶対つるな)
ほんとに、途中はともかく(笑)、最後のパフォーマンスは見る価値アリです。
途中はさ…、なんていうんだろうな。
80年代のクサい青春映画見てるみたいで、こう、背中が痒いというか…居心地が悪いんだよ…。
あたしだけ?
監督:デイン・ベリー(2000/豪・米)
★★★★☆☆☆
オーストラリアの片田舎の鉄工所で働く青年がタップダンサーを夢見…、
レンアイしつつ挫折しつつ喧嘩しつつ成功していくという……、
まあなんていうか、コテコテの青春映画!ってかんじ。ですね。
えーと、これって実話?作り話?あ、「監督の半自伝的な…」とありますね。そうですか。
監督が、実在のタップ・ドックスの主催者(笑)。
タップ・ドッグスはシドニーオリンピックの開会式でパフォーマンスしてたそうな。見た?
あたしはテレビないので…、なにも見ちゃいないのですが。
途中はともかく、やっぱタップはものすごい。
ジーンズだのカーゴパンツをダボッと履いたそのへんのにーちゃんにしか見えないのに(失礼)、
踊るとむちゃくちゃかっこいい。
シルクハットに燕尾服のタップもかっこいいけど、こういう、ラフなやつもいいね。
なんつっても、楽しそうでさー。いっしょにおどりたいぜー。
タップなんて出来ないけどさ。
(すっごい脚力要りそう。絶対つるな)
ほんとに、途中はともかく(笑)、最後のパフォーマンスは見る価値アリです。
途中はさ…、なんていうんだろうな。
80年代のクサい青春映画見てるみたいで、こう、背中が痒いというか…居心地が悪いんだよ…。
あたしだけ?
2005年03月20日
BIG FISH
BIG FISH(2003米)
監督:ティム・バートン
★★★★★★☆
いやあ。よかった。
予告編を何度も何度も観ていて、これは映画館だなと思いつつ、気がついたら上映が終わってた作品。
(なんか21gんときもそんなこと書いてたな)
予告編の中で「時間が止まればそれは本当の恋」というナレーションのシーン、
あれは花が舞っているんだと思ったら…ポップコーンだったのね…。
いやー。この映画すきだな。
よかったなー。
エドワードの話に出てくる人たちが本当にイイ。
双子のチャイニーズが好きだなあ。わたし、ああいう雰囲気の人たち無条件に好きみたい。
一昔前のショーガール、みたいなさ。
サーカスの団長もカールもピエロもスペクターの街の人たちもかなりイイ。
笑える。かなり笑える。しかもかなりイカガワシイ(笑)。
でもみんな、どっか切なかったりするんだよねえ。そこがイイ。
ジェニファーが好きだー。ちょっと挙動不審だよね(笑)。でも笑顔が素敵です。
(ところでエドワードを撃っちゃった?あのピエロは、なぜ泣いてたんだろうね。
あのシーンはとても印象的なんだけど…)
最近の村上春樹の作品を読んでいても思うけど。
理屈とか。科学的云々とか。事実とか。そーいうこっちゃないんだよね、と思う。
物語の整合性や善悪の判断や、そいうのじゃないんだよね。
これは現実にはあり得ないとか、それは時間軸がおかしいとか。
そういう見方だけじゃないのよ、というか。
私たちの信じている科学や常識なんてものは、……そう、所詮信じているだけだからさ。
違う見方は本来ならばいくらでもあり得るわけさ。
ただ、常識ってやつでみんな似たような見方を子供の頃から叩き込まれてるわけ。
うーんと。うまくいえないんだけどさ。
あのね、昔、『ソフィーの世界』って本が流行ったじゃん。
今となってはよく憶えてないんだけど、はじめの方で常識とはなんだ、という話があったのね。
そこの話がすごく分かりやすかったんだけど。
例えば私たちは「人は空を飛べない」ってことを知ってるよね。
だからある日の朝ご飯で「やあおやよう」とか言いながら、おとーさんがフワフワ空飛んできたら、お母さんはそりゃもう仰天するわけ(笑)。
でも、たとえばそこに赤ちゃんがいたら、きっとその赤ちゃんは「なんでお父さん空飛んでんの!?」という驚き方はしないんじゃないか、と。
お母さんは「人は空を飛べない」ことをで学んでいるけど、赤ちゃんはそれを学んでいないからさ。
いわゆる常識ってやつが植え込まれてないから、常識を基準とした驚き方はできないわけ。
ある種の驚愕には知識と経験が必要なんですねえ。
つまりまあ、私たちが常識と呼ぶものは後天的に学習されたものなわけよね。
それは、現代の日本の局地的な常識であったりするんだけど。
(まあ空飛べないのは日本だけじゃないけど…たぶんね(笑))
だから、なんていうんでしょうね。
いろんな見方があるってことですよ。だから、物語の整合性なんて本当はたいした問題じゃない。
事実は無味乾燥でイカン、と言うわけではないんだけれども。
事実は事実で確かにあるんだけどさ。それから目を逸らしてちゃあいかんけど。
そもそも、常識を疑うって実はとても危険なことだからさあ、精神的には。
変な言い方だけど誠実に疑い続けると、精神が破綻すると思う。
だからバランスなんだけど。
でも、想像力で…つまり物語で人は癒されるんだなということを感じた作品でした。
で、ティム・バートン。
初めてちゃんと観たかも。実は『シザー・ハンズ』を挫折してるんだよね。
あの町並みのウソっぽさがだめで(笑)挫折したのです。
今回も、スペクターからの帰りの道…あの木々の動きはどーかと思いましたがね(笑)。
ユアン・マクレガー。
あの笑顔は最強だよね。いい人!オーラが発散されてる気がする(笑)。
サーカスでサンドラのことを想ってる顔はシアワセ〜感溢れるし。見てる方もほんわかする。
一歩間違えればかなり厭味な役どころだと思うんだけど。
(ひねくれ者のあたしとしては身近にあんな男がいたら厭になるかも??)
そこは、あのいい人オーラでカバーだよね(笑)。
やっぱさすが役者さん、なのかなあ。
全体的に。
空気感と言うか…光の格好いい映画でした。
スペクターは昼も夜もいいねー。あの足裏に気持ち良さそうな草も、夜のダンスシーンの灯りも、湖のほとりの蛍も、なんかすごいイイなあ。
水仙いっぱいの広場、エドワードが戦争から帰ってくるとこ、最期の日、の日差しもすごい。
水の中で人魚?じゃないなー水の精?に出会った時の、ユアンの目がキレイ。
(窓ガラスに手をついて水の精がユアンを見るっしょ?あのときです)
また観よう。
実はこのDVD、某ラジオ局に貰ったんだよね。えへへー。
そこのラジオ局からは以前、カリマーのリュックもいただきました。
わたし、結構こういうの当たるんだなー。
いやー。
やっぱ映画は良いですねー。
次は『エターナル・サンシャイン』観たいなあ。
監督:ティム・バートン
★★★★★★☆
いやあ。よかった。
予告編を何度も何度も観ていて、これは映画館だなと思いつつ、気がついたら上映が終わってた作品。
(なんか21gんときもそんなこと書いてたな)
予告編の中で「時間が止まればそれは本当の恋」というナレーションのシーン、
あれは花が舞っているんだと思ったら…ポップコーンだったのね…。
いやー。この映画すきだな。
よかったなー。
エドワードの話に出てくる人たちが本当にイイ。
双子のチャイニーズが好きだなあ。わたし、ああいう雰囲気の人たち無条件に好きみたい。
一昔前のショーガール、みたいなさ。
サーカスの団長もカールもピエロもスペクターの街の人たちもかなりイイ。
笑える。かなり笑える。しかもかなりイカガワシイ(笑)。
でもみんな、どっか切なかったりするんだよねえ。そこがイイ。
ジェニファーが好きだー。ちょっと挙動不審だよね(笑)。でも笑顔が素敵です。
(ところでエドワードを撃っちゃった?あのピエロは、なぜ泣いてたんだろうね。
あのシーンはとても印象的なんだけど…)
最近の村上春樹の作品を読んでいても思うけど。
理屈とか。科学的云々とか。事実とか。そーいうこっちゃないんだよね、と思う。
物語の整合性や善悪の判断や、そいうのじゃないんだよね。
これは現実にはあり得ないとか、それは時間軸がおかしいとか。
そういう見方だけじゃないのよ、というか。
私たちの信じている科学や常識なんてものは、……そう、所詮信じているだけだからさ。
違う見方は本来ならばいくらでもあり得るわけさ。
ただ、常識ってやつでみんな似たような見方を子供の頃から叩き込まれてるわけ。
うーんと。うまくいえないんだけどさ。
あのね、昔、『ソフィーの世界』って本が流行ったじゃん。
今となってはよく憶えてないんだけど、はじめの方で常識とはなんだ、という話があったのね。
そこの話がすごく分かりやすかったんだけど。
例えば私たちは「人は空を飛べない」ってことを知ってるよね。
だからある日の朝ご飯で「やあおやよう」とか言いながら、おとーさんがフワフワ空飛んできたら、お母さんはそりゃもう仰天するわけ(笑)。
でも、たとえばそこに赤ちゃんがいたら、きっとその赤ちゃんは「なんでお父さん空飛んでんの!?」という驚き方はしないんじゃないか、と。
お母さんは「人は空を飛べない」ことをで学んでいるけど、赤ちゃんはそれを学んでいないからさ。
いわゆる常識ってやつが植え込まれてないから、常識を基準とした驚き方はできないわけ。
ある種の驚愕には知識と経験が必要なんですねえ。
つまりまあ、私たちが常識と呼ぶものは後天的に学習されたものなわけよね。
それは、現代の日本の局地的な常識であったりするんだけど。
(まあ空飛べないのは日本だけじゃないけど…たぶんね(笑))
だから、なんていうんでしょうね。
いろんな見方があるってことですよ。だから、物語の整合性なんて本当はたいした問題じゃない。
事実は無味乾燥でイカン、と言うわけではないんだけれども。
事実は事実で確かにあるんだけどさ。それから目を逸らしてちゃあいかんけど。
そもそも、常識を疑うって実はとても危険なことだからさあ、精神的には。
変な言い方だけど誠実に疑い続けると、精神が破綻すると思う。
だからバランスなんだけど。
でも、想像力で…つまり物語で人は癒されるんだなということを感じた作品でした。
で、ティム・バートン。
初めてちゃんと観たかも。実は『シザー・ハンズ』を挫折してるんだよね。
あの町並みのウソっぽさがだめで(笑)挫折したのです。
今回も、スペクターからの帰りの道…あの木々の動きはどーかと思いましたがね(笑)。
ユアン・マクレガー。
あの笑顔は最強だよね。いい人!オーラが発散されてる気がする(笑)。
サーカスでサンドラのことを想ってる顔はシアワセ〜感溢れるし。見てる方もほんわかする。
一歩間違えればかなり厭味な役どころだと思うんだけど。
(ひねくれ者のあたしとしては身近にあんな男がいたら厭になるかも??)
そこは、あのいい人オーラでカバーだよね(笑)。
やっぱさすが役者さん、なのかなあ。
全体的に。
空気感と言うか…光の格好いい映画でした。
スペクターは昼も夜もいいねー。あの足裏に気持ち良さそうな草も、夜のダンスシーンの灯りも、湖のほとりの蛍も、なんかすごいイイなあ。
水仙いっぱいの広場、エドワードが戦争から帰ってくるとこ、最期の日、の日差しもすごい。
水の中で人魚?じゃないなー水の精?に出会った時の、ユアンの目がキレイ。
(窓ガラスに手をついて水の精がユアンを見るっしょ?あのときです)
また観よう。
実はこのDVD、某ラジオ局に貰ったんだよね。えへへー。
そこのラジオ局からは以前、カリマーのリュックもいただきました。
わたし、結構こういうの当たるんだなー。
いやー。
やっぱ映画は良いですねー。
次は『エターナル・サンシャイン』観たいなあ。



